●AE、近接スイッチ、通電方式等とは全く違った、検出システムです。このFEM - システムは、大量生産を目的とし
たNC自動盤、NCボール盤、ロータリインデックスマシン、トランスファーマシン、多軸ボール盤などに使用されて、
その能力を十分発揮し、工具折損による損失を防止します。
●FEM- システムの工具折損検出装置はユニークな検出原理や、折損した場合に機械を直ちに止めるという特長を利用
すれば、広い応用分野でのメリットが考えられます。またあらゆる機械に取付けできます。検出物はドリル・タップ・
リーマ・加工物・アッセンブリマシンの検査モニタリング装置に使用できます。
●FEM-1CPS、1CPS/T の工具折損の検出は、センシングヘッドに取付けられた極細のニードルの回転角度を確認す
ることで検出されます。
スイス製高性能 DC モータで駆動されたセンシングヘッドのニードルが回転して、検出対象物の工具にごく軽く接触
し検出します。もし工具の先端が折損していると接触できませんので、指定角度まで回転する事になり折損が検出さ
れます。そして、センシングニードルが原位置に戻ったことが確認できます。
● FEM-1CP/W は、ワーク確認専用で、自動盤等の突切り後ワークの有無を検出します。
● FEM-1CP、1CP/W は、1 回の START 入力で前進後退の一連の動作をします。
● FEM-1CP/T は、START 入力は前進後退別入力方式です。
● 装置はコンパクトなため、取付場所を選ばず、簡単に取付けることができます。
● FEM- システムは、検出対象物との通電による検出方法ではないため、切削油や切粉、機械の振動の影響は全く受けま
せん。またセンシングヘッドは 2 本のケーブルで接続するだけの取付けです。センシングヘッドのケーブルは 20m
まで延長することが可能です。